知っておくと便利な補償制度。お世話にならないのが基本
万が一に備えて知っておくと便利な補償制度や保険があります。出来ればお世話になりたくないものですが、一応雑学程度に覚えておいてください。
盗難保険の申請方法と補償される被害の範囲は?
住宅火災保険で補償される火災や台風など被害の範囲をさらに拡大し、水害や盗難までを総合的に補償する保険「住宅総合保険」というのがあります。
住宅総合保険は、盗難により生じた玄関や窓ガラスなどの損害、家財の盗難をはじめ貴金属、美術品、現金の盗難による損害、預貯金証書の盗難により払い戻された預貯金の損害まで補償する保険です。
ただし、貴金属や美術品などの高額なもの(一般的に1点(組)30万円以上)は、保険を契約する際にあらかじめ保険会社に申請する必要があります。盗難被害にあった場合は、まず警察に盗難届けを提出し、保険会社指定の書類に盗難届けを添付して提出します。
そのほかの盗難被害を補償する保険としては、集合住宅居住者向けの団地保険があります。
雑損控除、見舞金?どんな公的補償がある?
災害や盗難、横領によって資産に損害を受けた場合、一定金額の所得控除を受けることができます(雑損控除)。この雑損控除を受けるためには、控除に関する明細書を添付した確定申告書を税務署に提出します。ただし、詐欺や脅迫などの犯罪行為の場合は雑損控除は受けられません。
また、殺人や傷害など故意の犯罪行為により体に障害が残ったり、死亡した場合は遺族に対して国が給付金を支給する制度があります(犯罪被害給付制度)。ただし親族間の犯行などは、給付の対象とはなりません。
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