今まで常識だと思っていた防犯知識はもう通用しない!
水と安全はただの国!は過去のこと。世界に誇る治安大国日本はいまや昔話となりました。最近の犯罪はハイテク化、凶悪化、組織化、巧妙化、低年齢化などが進み、多発する一方です!
少し古いデータになりますが、H15年の警察白書によると、H14年警察が認知した全国の刑法犯は285万3739件で、前年比4.3%増化しています。7年連続で過去最悪の記録を更新していることになります。これに対して検挙率は20.8%で、7年前の半分にまで落ち込んでいます。単純に考えれば5件のうち約4件が未解決という事になります。
なかでも目立つのが、凶悪な強盗の認知件数です。平成14年には6984件と、10年前の 2466件に比べると2.8倍になっています。外国人による犯罪の増加も見逃せません。外国人の犯罪検挙数は、10年前の1万9671件に対して平成14 年には3万4746件、なんと76.6%と大きく増加しました。
このうち強盗は、10年前には124件だったのですが、平成14年には247件と約2倍になっています。これはあくまでも検挙数ですので、実際はもう少し多いかもしれません。
外国人の主な犯罪は、多い順に窃盗、強盗、カードのスキミングなどで、いずれも複数で行なわれるケースが多ようです。いわゆる外国人窃盗団による、ピッキングやサムターン回し、ガラス破りといった特殊工具を使った侵入窃盗事件が今なお多発しています。
総検挙件数のうち、日本人との共犯事件の比率は18.6%であるのに対し、外国人だけの犯行は61.5%を占めています。犯罪が国際化したといわれるのは、こういったデータがあるからです。
ちなみに東京都内に絞ってみると、1日に平均約827件の犯罪が発生しています。実に2分間に約1件の割合で、事件が起こっていることになります。
ところがこんな現状に対して、世間の防犯意識はまだまだ低いようです。もはや他人事ではありません。次の被害者は、あなたかもしれません。凶悪化する犯罪に合った防犯対策を身につけ、毎日の日々を安全に過ごしてください。